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交響曲第9番(第4楽章完成版:キャラガン2010年改訂)、第4番、第7番 シャラー&フィルハーモニー・フェスティヴァ(4CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH11028
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

話題必至! 世界初録音!
フィナーレ補筆完成、2010年キャラガン改訂版による第9番
シャラー指揮ブルックナーの交響曲集ライヴ


ブルックナー研究の第一人者ウィリアム・キャラガンが2010年にフィナーレを復元した最新改訂版による第9交響曲を収めた、ファン注目のアルバムが登場します。

【キャラガン校訂2010年改訂版フィナーレつき第9番の世界初録音】
ブルックナーの第9交響曲は、1887年から1894年にかけて第1楽章から第3楽章までが完成されたものの、1896年の作曲者の死によって、未完の交響曲として残されています。
 遺されたスケッチの数々をもとに、フィナーレを補筆して全曲を完成する試みにはいくつもの版が存在し、キャラガン校訂によるもののほかにも主だったものとして、以下のようなものがあります。

・「サマーレ&マツーカによる1984年フィナーレ復元版」−インバル、ロジェストヴェンスキー
・「サマーレ、フィリップス、コールス、マツーカによる1992年フィナーレ復元版(サマーレ&コールスによる2005年改訂)」−ボッシュ

1981年から83年にかけてフィナーレの復元作業を手掛けた権威ウィリアム・キャラガンによるものとしては、すでにオリジナル版、2003年改訂版、2006年改訂版のレコーディングがそれぞれありますが、このたび登場するのは2010年に行われた最新改訂版。どのような内容かは聴いてのお楽しみですが、トラックタイム22分12秒にも及ぶ聴きごたえ十分のボリュームを有しているのはなんとも見逃せないところです。

【フィルハーモニー・フェスティヴァ】
フィルハーモニー・フェスティヴァは、ミュンヘンの主要なオーケストラ、すなわちミュンヘン・フィル、バイエルン放送響、バイエルン州立歌劇場管のメンバーと首席奏者たちで構成されるオーケストラ。もともとはカール・リヒターが1953年に創設した世界的アンサンブル、ミュンヘン・バッハ管をその母体とし、偉大な伝統を振り返ることが可能ですが、レパートリーを拡大し古典派とロマン派時代の傑作群を網羅しようとして、“フィルハーモニー・フェスティヴァ” の名称のもと、幅広い楽器編成で演奏をおこなっています。

【ゲルト・シャラー】
1965年バンベルクに生まれたゲルト・シャラーは、1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、ほかにも1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めている実績が示すように、劇場たたき上げのマエストロ。
 とりわけワーグナー、シュトラウス、ヴェルディのオペラを得意として評価も高く、そのいっぽうで、あたらしいレパートリーの開拓にも前向きなシャラーは、最近ではProfilよりリリースされたゴルトマルクの『メルリン』のレコーディングでも注目を集めています。
 これまではおもに舞台作品のアルバムを発表してきたシャラーですが、ブルックナーのシンフォニーを一挙に3曲、しかもフィナーレ補筆完成版つきの第9番を取り上げているということで、ブルックナー・ファンにもおおいに話題を提供するのはまず間違いないなさそうです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
CD1 (65:43)
・ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年版)
 録音:2007年7月29日、エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

CD2 (64:52)
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
 録音:2008年7月29日、エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

CD3 (36:54)
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 (ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成2010年改訂版による世界初録音)
 第1楽章
 第2楽章

CD4 (46:47)
・ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
 第3楽章
 第4楽章
 録音:2010年8月1日、エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

 フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ゲルト・シャラー(指揮)

 バイエルン放送収録による共同制作

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 4 in E Flat ('Romantic'), Wab 104: 1. Bewegt, Nicht Zu Schnell
  • 02. Symphony No. 4 in E Flat ('Romantic'), Wab 104: 2. Andante Quasi Allegretto
  • 03. Symphony No. 4 in E Flat ('Romantic'), Wab 104: 3. Scherzo. Bewegt / Trio. Nicht Zu Schnell. Keinesfalls Schleppend
  • 04. Symphony No. 4 in E Flat ('Romantic'), Wab 104: 4. Finale. Bewegt. Doch Nicht Zu Schnell

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 7 in E Major, Wab 107: 1. Allegro Moderato
  • 02. Symphony No. 7 in E Major, Wab 107: 2. Adagio. Sehr Feierlich Und Sehr Langsam
  • 03. Symphony No. 7 in E Major, Wab 107: 3. Scherzo. Sehr Schnell / Trio. Etwas Langsamer
  • 04. Symphony No. 7 in E Major, Wab 107: 4. Finale. Bewegt, Doch Night Zu Schnell

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繊細にして優美なブルックナー。旋律の歌わ...

投稿日:2011/12/30 (金)

繊細にして優美なブルックナー。旋律の歌わせ方は、幻想的ともいえる美しさで、バレエが踊れるのではないかとまで思わせます。細部まで神経の行き届いた演奏でソリストたちの力量と音楽に対する愛情を感じました。

dalinotumeato さん | 栃木県 | 不明

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長い残響ながら、重苦しくならず、実に明る...

投稿日:2011/08/11 (木)

長い残響ながら、重苦しくならず、実に明るく晴朗な響きが美しいです。ブルックナーらしいゴツゴツ感はあまりなく、旋律線が流れるように謳われ、あたかも若いジュリーニといった感じです。9番の4楽章は、どう頑張ってもブルックナーの断章による幻想曲の域を出ませんが、力みや押し付けがましさのない爽やかな演奏で、拒否感なく素直に聴き通せました。次は、3番やテ・デウムを聴いてみたいです。

馬羅 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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